総合診療

総合診療について

近年、医学の急速な発達とともに医療分野は細分化され、高度な医療の提供が可能な時代となりました。
一方で、専門性の高さを追究することは、多くの分野に分かれた様々な疾患・症状を診ることを苦手としています。特に高齢者では、ひとつの病気だけをお持ちの方は少なく、たくさんの持病や、それに対する治療薬が相互に作用して、様々な症状を引き起こします。
そのため、多分野に分かれた様々な疾患・症状を総合的に診ていくということは、患者様にとっての負担を軽減し、正しい診断と治療へとつながります。 患者様が自分の病気にどのような思いを抱いているのか、またどんなご家族がいて、そのご家族がどのような思いなのかなどの心理的・社会的な背景を考慮することで、より良い医療が提供できます。
このような幅広い知識と視野で患者様を診療し、患者様の背景も考えた、本当に良いことは何かを追求する医療を実践することが総合診療です。

予防接種

成人肺炎球菌、インフルエンザ、帯状疱疹、新型コロナ、子宮頸がんなど各種ワクチンの予防接種を行っております。
お気軽にご相談ください。
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エコー検診

エコー検査とは、超音波を用いて体内の病変を調べる検査です。超音波が伝わりやすいように、体の表面に検査用のゼリーを塗り、超音波の出る器械(プローブ)をあてて検査を行います。痛みを伴うことのない患者様に優しい検査ですのでご安心ください。

日本人の三大死因は、第1位はがん、第2位は脳血管障害、第3位は心臓疾患です。病気の早期発見には検診が何より重要です。当院では以下のエコー検診を行っております。

甲状腺エコー 甲状腺の病気の評価(バセドウ病、橋本病、甲状腺がん)ができます。
心エコー 心筋梗塞や心臓弁膜症の診断ができます。
乳腺エコー 痛みを伴わずに乳がんの検査ができます。
頚動脈エコー 脳梗塞の原因となる頚動脈硬化の評価を行います。
全身の動脈硬化の指標にもなります。
下肢静脈エコー 下肢静脈血栓の評価を行います。
腹部エコー 各臓器のがんの発見や炎症などの評価ができます。

発熱外来

当院では発熱患者様などに十分に対応できるよう、専用の診察室を設け、受診・相談できる体制を整備しております。

受診の際の注意

  • 受診前に必ずお電話にてご予約をお願いいたします。
  • 受診時には必ずマスクを着用し、公共交通機関を利用してのご来院はお控えください。
  • 新型コロナウイルス感染症にかかる検査を医師が必要と判断した場合、検査費用は無料ですが、別途初診料などが発生いたしますので、必ず保険証をご持参ください。

アレルギー疾患

アレルギー性鼻炎の治療として、抗原の回避、対症療法(飲み薬や点鼻薬)のほか、スギとダニには免疫療法があります。

アレルギー疾患

  • 食物アレルギー
  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)
  • アレルギー性結膜炎
  • 気管支喘息(ぜんそく)
  • 薬剤、昆虫アレルギー など

症状・経過とも多様な疾患が含まれます。

アレルゲン
(アレルギーの原因となる物質)

  • ダニ、ハウスダスト
  • 花粉
  • カビ
  • 食物
  • 薬物 など

私たちの身のまわりには多くの種類のアレルゲンがあります。どのアレルゲンに反応するかは人それぞれです。

アレルギーの仕組み

アレルゲンが侵入
アレルゲンが体内に入る。
IgE抗体ができる
アレルゲンをやっつけようとIgE(アイジーイー)抗体がつくりだされる。
マスト細胞とIgE抗体
IgE抗体は、皮膚や粘膜に多くあるマスト細胞の表面に張りめぐらされる。
アレルゲンの再侵入
再びアレルゲンが侵入してきて、このIgE抗体のアンテナにひっかかり結合する。
ヒスタミンの放出
マスト細胞の中につまっているヒスタミンなどの化学物質が一気に放出される。
発症
ヒスタミンなどが一気に放出される事により、かゆみなどの症状が表れる。

舌下免疫療法

スギ花粉症やダニ抗原によるアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法(減感作療法)があります。
アレルゲン免疫療法は、100年以上も前から行われている治療法です。主に、アレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われていますが、近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。 「舌下免疫療法」による治療の対象者は、スギ花粉症またはダニ抗原によるアレルギー性鼻炎と確定診断された患者様(成人や小児も可)となります。

期待できる効果

症状を治す・
和らげる
長期的に症状を
おさえる
治療薬の減量
費用をおさえる

服用について

服用方法

  • 1. シダキュア※1とミティキュア※2を舌の下に置く
  • 2. 薬ごとに定められた時間保持して飲み込む
  • 3. その後、5分間はうがい・飲食を控える

詳細は診察時にご説明いたします。

※1:スギ花粉症治療薬

※2:ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎治療薬

服用期間

1日1回、少量の治療薬から服用を始め、その後決められた一定量を数年間にわたり継続して服用します。
初めての服用は、医療機関で医師の監督のもと行い、服用後は少なくとも30分間経過観察が必要です。2日目からは自宅で服用します。
副作用
主な副作用
  • 口の中の浮腫
  • 腫れ
  • かゆみ
  • 不快感
  • 異常感
  • 唇の腫れ
  • 喉(のど)の刺激感
  • 耳のかゆみ など

重大な副作用
  • アナフィラキシー
  • ショック
服用できない方
  • 対象のアレルギー(スギ花粉症、ダニ)ではない方
  • 重い気管支喘息の方
  • 治療薬でショックを起こしたことがある方 など

詳しくは、お気軽にご相談ください。

注意が必要な方
  • アレルゲンを使った治療や検査によってアレルギー症状を起こしたことがある方
  • 気管支喘息の方
  • 65歳以上の方
  • 妊婦の方、授乳中の方
  • 抜歯後や口の中の術後、または口の中に傷や炎症などがある方
  • 重症の心疾患、肺疾患および高血圧症がある方
  • 他に服用中のお薬がある方(非選択的β遮断薬、三環系抗うつ薬、モノアミンオ キシダーゼ阻害薬<MAOIなど>)
  • 全身性ステロイド薬の投与を受けている方
  • 対象以外のアレルゲンに対しても反応性が高い方
  • 悪性腫瘍、または免疫系に影響を及ぼす全身性疾患を伴う患者様
    (例えば自己免疫疾患、免疫複合体疾患、または免疫不全症など)

健診

当院では、特定健診、企業健診、個人健診などを行っております。また、各種抗体検査、がんマーカー検査などの検査も受け付けております。
詳細については、当院までお問い合わせください。
診療の流れなどはこちらから
初めての方へ

クリニック概要

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受付時間 日・祝
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FAX092-834-6900
住所〒814-0133 福岡県福岡市城南区七隈1-18-21
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